*歯磨きプレイ


「謙也さん、いー」
「いー?」
「もっともっと。いー」
「いー」
「そうそう…やっぱ歯並びええな」
「あんやの、いきなし」
「ええからええから…」
「うあ!」
「あっ」
「な、なんで歯触んねん…!」
「えっと、触りたかったから?」
「触りたかったらなんでも素手でいくんかお前」
「好奇心旺盛なんで」
「幼児か」
「てへぺろ」
「可愛くなっ…いわけないやろなんやそれごっつ可愛えな自分!」
「どうもっス。それより謙也さん、もっかいいーしてみて」
「ええー、触るんやろ?」
「触りますけど」
「昼食べてから歯磨きしてへんし、汚くない?」
「歯磨きしてなくてもいつもベロチューしてますやん」
「あ、そっか」
「気にしない気にしない。はい、いー」
「……いー」
「謙也さん歯あ白いですね」
「…なんや、はずい」
「今度はあーんして」
「うええー……あーん」
「もっと大きく」
「あがっ、ちょ、むりやり…」
「はい、あーん」
「…あーん」
「(じーっ)」
「(…何が気になんねやろ。すごい触るし)」
「(じーっ)」
「(やば…唾垂れる、)」
「…おおきに、もうええですよ」
「お、おん……なあ、光?」
「なんすか」
「俺の歯の何が気になったん?」
「ああ、まあ、歯っちゅうか」
「うん?」
「最近巷で歯磨きプレイっちゅうのが流行っとるらしくて」
「歯磨きプレイ?」
「謙也さんの歯磨いたるときにうまく磨けるかなって、ちょっと気になっただけっすわ」
「えっ俺光に歯磨かれんの?」
「嫌?」
「嫌、ではないけど…抵抗が…」
「大丈夫ですよ、痛くしないんで」
「いや、痛いとかそんなんやのうて俺の心はそれで大丈夫かなと…」
「絶対気持ちよくしますんで大丈夫です」
「き、気持ちいんか?歯磨きが?」
「気持ちいらしいです」
「ほー…ほ、ほな楽しみにしとくわ(ん?楽しみ?)」
「はい、楽しみにしとってください」



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流行りに乗っかるのが遅いって?知ってる。

このあと財前は甥っ子の歯あ磨いて練習します。歯磨きされてよだれ垂らしちゃう謙也が見たい財前です。
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