自覚する
ずっと前から、君が好きだった。
気が付けば、いつも目で追っていたのは、柔らかく笑う彼。
けれど、その笑顔が私に向けられることは、きっと永遠にない。
あの青い眼に映る私は、酷く醜い貌をしているから・・・。
この感情を陳腐な言葉で飾るには、些か純粋さを失いすぎた。
だから今日も、相手を傷付ける為のものではなく、自分を守る為の刃を振りかざすのだ。
「・・・・孝典さん?どうかしましたか?」
「克哉」
「なんですか?」
「ずっと、君が好きだ」
「!!・・・。オレもです」
こんな日が来ることなど、想像もしていなかった過去の私は、とても狭い場所で息をしていたのだと知った。
日記からの再掲です。
その時聴いていた歌が頭から離れなくて、なんとなく書いてみたんですが、なんのオチもないまま終わってしまいました(汗)
グダグダにお付き合いくださり、ありがとうございました!
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