風花様、お待たせ致しました。
この度は、1万打目のキリ番のご報告に加え、リクエストまで、本当にありがとうございます!!
リクエストは
『御克で、ノマの膝枕でお昼寝をする御堂さん。眠った御堂さんを優しく見守るノマ』
という、とても素敵なシチュエーションで書かせて頂きました。
・・・・が。
な、なんと、御堂さん眠ってない!Σ
す、すみません!
コミカライズの御克編の扉絵が、あまりに微笑ましかったので、思わずそのイメージで書いてしまいました。
公園で爆睡な御堂さんも、私としては大変美味しいのですが、ここは一つ、お部屋でも膝枕を少々・・・。
「あの、孝典さん・・・。そろそろ・・・」
「どうした?ベッドに行くか?」
「じゃなくて!そろそろ、夕飯の支度をしたいんですが・・・」
御堂さんが寛ぎ始めてから、もう1時間は経った。
いつも仕事詰めの彼が、こんな風に安らぐのは、オレも嬉しい。
けど、問題は――。
「孝典さん。枕、持ってきますから、少しだけ失礼しますね」
「いやだ。だめだ。これが良い」
子供みたいに駄々をこねる彼は、本当にあの御堂部長なんだろうか。
オレの膝に頭を乗せて、お気に入りの小説を読む姿からは、とても職場で見せる鋭い雰囲気は感じられない。
それが変だとか、駄目だとか、そんな事は全然ない。
いや。
寧ろ、オレだけに見せてくれるこんな姿が、その・・・。
こんな事を言うと、多分怒られるだろうけど、すごく可愛いっていうか・・・。
とにかく、自分だけに無防備な顔を見せてくれる御堂さんが、大好き・・・で・・・。
「克哉?」
「うわっ!はい!?」
気付いたら、御堂さんにじっと見られていて、すごく恥ずかしくなった。
今、オレが考えていた事、バレたりしてないだろうか・・・。
御堂さんは、しばらく何も言わずにオレの目を見ると、またそのまま寝直してしまった。
もちろん、枕はオレの膝。
持っていた小説もいつの間にか閉じられていて、彼の名前を呼んだ時には、すでに規則的な寝息が聞こえていた。
「・・・ふふっ。本当、子供みたい」
そっと髪を撫でると、それはさらさらと指を通り抜ける。
「もう少しだけ、ね」
とある休日の、よく晴れた午後。
あなたのこんな寝顔を見られるのなら、毎日だって膝枕をしたいです。
――なんて、恥ずかしくてとても言えないけど。
という室内バージョンまで妄想が膨らんでしまいました(汗)
後書きにまで長々と失礼致しました。
それでは風花様、今回は、お祝いからリクエストまで、数々のありがたいお言葉を本当にありがとうございました!!
またこれからも、いつでも遊びにいらして頂けると、大変幸せです。
ありがとうございました!
'12.2.13 優為 拝
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