カチャリと革の拘束具が鳴り、笑った罰だと口元に御堂さんの熱が含まされる。
口だけで下を奉仕すれば、垂れる液体が顎を濡らす。
拘束具に開かれた足の付け根に手の平が当たり、反射的に反応すると揶揄する声が聞こえた。
「まだ、何もしてないのに、下も反応したな」
「ん、っっ。んんっ」
包まれた感触で自分の腰が揺れ、頬の外側から彼のを硬さを調べられる。
柔らかい肉が硬いモノの形を作り、舌先が苦味を感じた。
だから、思わず、口元が緩む。
それに気付いた彼が、不意に瞳を細めて、自分の顔に影を作る。
合わさる唇が熱ければ熱い程、幸せだなと思ってしまい、離れた途端に紫色に自分の微笑が写り込む。
「・・・笑い過ぎだ」
「ふふっ。仕方ないですよ」
幸せ過ぎるのだからと、告げた唇がまた熱に触れる。
そして、拘束が解ければ、全身で熱を抱きしめた。
当サイトの4000打のお祝いとして、白夜さんから頂きました!
こんなにたくさんの素晴らしいお話を、本当にありがとうございます!!
今回、「紫の薔薇の花言葉」をテーマにお願いして書いて頂いたこちらの小説。
紫の薔薇なんて、御堂さんそのものだよね〜!とお話をしていました。
上がりきったテンションの着地点が分からなくなって、その節はご迷惑をお掛け致しました(笑)
それでは白夜さん、今回は本当にありがとうございました!!
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