とうとつに
どうも 一之瀬一哉 です。
今日何故かどういうわけかフィディオとデートすることになりました。

待ち合わせ時間5分前
銅像の前
フィディオはすでにいた

「ごめんフィディオ、待たせた」

「……いや、俺が早く来すぎただけだから」
「お詫びにご飯奢るよ。昼飯食べに行こう」

「うんっ!」






「フィディオなに食べる」

「うーん…パスタかな」

「フィディオ…毎日パスタじゃないか?」

「ううん。ピッツァも食べてるよ」

「え…お前…太るぞ」

「大丈夫!その分運動する」

「………はぁ。ところでフィディオ、今日はなんでデート…」

「ああ、最近一之瀬と話せなかったからゆっくり話したくて」

「…そ…そうか」

「迷惑だった?」

「ううん。俺もフィディオと話したかったし」

「……一之瀬優しいね」

「そう?」

「うん。すごく……安心する」

「安心?」

「君がかわってなくてよかった」

「?」

「また前みたいに……サッカーしたいな」

「当たり前。いつでも相手になるよ」

「……ありがとう」

「う…うん?フィディオ、なんか今日変じゃないか?」

「そんなことないよ」

「いや、でも…なんか悲しそう」

「………」

「なにかあっ……」

ガタッ

一瞬だった
フィディオが立ち上がったかと思ったら体を乗り出して

ちゅ……

キスされた

店員が注文聞きにきたのに
驚いてるじゃないか

「一之瀬、俺さ…」

「……あ…フィディ…」

「俺、一之瀬を独り占めしたいな……」

「…なっ!?」

そう言ってからフィディオは何事もなかったように注文をして俺を見ながら上機嫌に微笑んだ


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