可愛い子
「フィディオ、ポッキー食べよう」

ディランはそう言って俺にポッキーを差し出した

「え…ディラン…?ポッキーネタするには早くない?まだ11月ですらないんだけど」

「ネタ?これマークに一箱貰ったからミーはフィディオと食べたいなって持ってきたんだ」

「ああ…なるほど。そうだよね。ディランは他とは違ってネタとかに走るタイプじゃなかったね。いいよ、ポッキー食べよ」

フィディオはディランからポッキーを1本貰う

「どう?」

「うん、美味しい」

「それはよかった。じゃあミーも食べよう」

「にゃあっ…!?」

ディランに顔を近づけられ耳を軽く甘噛みされて体が跳ねる

「いきなりなに…っ…」

「ミーはフィディオを食べたいなと思って」

「なっ…ダメ!今日はダメっ」

「じゃあキスは…?」

「……キス…だったら、いいよ…」

「フィディオからして」

「……し…仕方ないなっ…」

フィディオはディランの肩に手をのせ額にキスをする

「口には?」

「は…恥ずかしいから…無理…」

顔を赤くして言うフィディオを見てディランは可愛いなと思いフィディオを抱きよせる

「フィディオ可愛い」

「……かっ…可愛いっていうなよ…」

「フィディオが可愛いからいけないんだよ」

「ディランだって可愛いよ…?」

「フィディオの方が可愛い」

ディランは軽くフィディオの唇にキスをする

「……っでぃ…ディラン…」

赤かった顔をさらに赤くさせフィディオは恥ずかしそうに俯く

「じゃあフィディオポッキー食べよう」

「……う…うん」

「ポッキーゲームする?」

「や、っても…いいけど…ディランとなら…」

「フィディオはやっぱりキュートだね」

その後二人はポッキーがなくなるまでいちゃいちゃ していましたとさ


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