「あのー・・・フィディオさん・・・?」
「なんだね?一之瀬くん」
現在地、オルフェウス宿舎のフィディオの部屋
そして何故か、俺一之瀬一哉は、目の前にいるこの部屋の主であるフィディオに押し倒されていた
「なんだね?じゃない・・・。なんでフィディオが俺の上に乗ってるんだよ」
「え?なにか不満?今日はフィ一の日だよ?当然俺が一之瀬の上でキミにあんなことやこんなことをしても許される日」
「許されないからどいて」
「やだ!俺昨日フィ半の日だったのに半田になにもしてあげられなかったんだよ?」
「だったら今日でもいいだろ?半田のところにいけ」
「・・・今日の一之瀬酷いよ・・・。あんなに俺のこと愛してるって言ってくれたのに・・・」
「俺が攻めなら愛すけど、フィディオが攻めなら遠慮する」
「なっ・・・一之瀬最低っ!!普通は受け攻め関係なしに相手のことを思いあうことこそほんとの愛なんだよ」
「はいはい。どうでも良いからさっさと降りて」
「やだよ。今日は俺が攻めるの。一之瀬はおとなしく・・・わっ・・・」
俺が軽くフィディオの腕を引いただけでフィディオは簡単に俺の上に倒れこんだ
そして一瞬で立場逆転
「フィディオ油断しすぎ」
「っ・・・どいて・・・」
「無理。フィディオだってどかなかっただろ?」
「うー・・・今日は俺が攻めたいのに・・・」
「フィディオには無理」
「一之瀬は意地悪だ・・・」
フィディオは諦めたのか、そう呟いて俺の頬にキスしてきた
「・・・やっぱりフィディオに攻めは無理だよ。可愛すぎ」
俺はフィディオの唇に優しくキスをした
bkm