さん
メンバーが全員集まった
豪炎寺は今日遅れてくるらしいからそれは除いて……
まあ、勘がよさそうなのは鬼道しかいないから、それに気づかれなければ大丈夫だろう
練習が開始した


「まあ、こういうとき…フィディオが一番楽な気がするよな」

声にてるし

俺は、そう考えながら皆がバレずにいられるか見ていた
まず、半田姿のフィディオに目をむけ……

「どわっ!!びっくりしたで…でやんす!」

「そこ!もっとボールをしっかり見るんだ」

ひらりと、栗松のボールを奪う半田(の姿をしたフィディオ)

ひょいと宍戸をかわして

「シュート!!」

うおお…?
驚きすぎて動けなかったぞ
フィディオ……お前それ半田じゃない…
もう半田じゃないから

「今日の半田さん…どうたんでしょうか」

少林が怪しんでるぞ
ここはフォローを

「半田、今日は調子がいいんじゃないのか?いつもよりキレがあって…」

「え?………あれ…手加減した予定なんだけど」

どうやらフィディオは、一応半田になりきろうとしたわけだ…
しかしこいつの能力値と半田の能力値じゃちがいすぎる………

次は一之瀬姿の半田を見るか…

……………
見なかったことにしよう

次に一之瀬を…

「あれ、いちの……風丸は?」

「そこにいる…」

「わあっ!!影野っ…びっくりしたー…」

「そこまで驚かなくても……」

「悪い悪い…」

ははは〜って笑ってごまかして影野が指さした先を…

「風丸、そこで疾風ダッシュ…」

「あ…ああ」

(…一之瀬大丈夫…か?)

俺が見ていると、一之瀬は…疾風ダッシュを………いきなり出来るはずもなく途中からイリュージョンボールになった

(うおぉぉ?間違ってるから間違ってるからぁぁぁ)

「風丸……」

あああ!!鬼道が怪しんでる
やばい…

「…すごいな!まさかイリュージョンボールをマスターするとは」

「は?」

「え?」

まさかの言葉に一之瀬と俺は間抜けな声をあげてしまった

こいつら見てると疲れるな……

仕方ない次は風丸を見よう

「どわっ!!」

すぐ横にいた
エドガーの姿なため身長高くて一瞬びびった…

「風丸…脅かすなよ……」

「ああ、悪い…下手に動くとあれだから、ベンチにいようかと思って」

「まあ、姿がエドガーだからその方がいいかもな」

俺がそういうと、風丸はベンチの方にむかっていった
さて…次はエドガーだな

「ん?」

エドガーは、校門前の女子に話し掛けていた

「そこのレディー、一緒にお話でもしないか?」

フィディオの姿でその行動
妙にしっくりくるのは何故だ

「……」

ぼそりと…半田(の姿をしたフィディオ)が何か言うとボールをフィディオ(の姿をしたエドガー)にむけて蹴った

「オーディンソード!!!」

ドゴォッ
見事にボールはエドガーにあたる

「女の子ナンパしてんじゃねー!!」

(フィディオ……男前…!しかし半田でその攻撃……なうえにお前多分もとに戻ったら痛いぞ)

周りからは女の子達からの黄色い声

「今日の半田君カッコイイ」

とか聞こえる
中身ちがうだけで、こうも変わるのか


***


「で、無事にばれずにすんだな」

(無事かどうかは不明だが)

「そろそろ真剣に戻る方法探さないとな…」

風丸がいう

「じゃあベターに、ここは同じようにぶつかればいいんじゃないか」

半田が提案

「「はぁ…」」

平凡すぎる提案に俺とエドガーが溜息をつく

「溜息つくなら、ほかに方法あるのかよ!」

半田が怒る
まあ確かに思い付かないな
仕方ない

「やってみるか?」

まずフィディオが半田にボールを蹴るんだよな

「フィディオ、あの状況になるように半田にボールを蹴るんだ!」

「わかったよ、マモル」

フィディオはボールを……

「真オーディンソード!!」

ドゴォ

「!?」

え?まさかの真
これ半田死なないか?

案の定、攻撃くらった半田は動かなくなったぞ…
一之瀬…お前も多分元に戻ったら痛そうだな

「……マモル、戻らないんだけど」

「…………この方法はダメかもしれないな。死人がでる。…それに暗くなったし、実験は明日の朝にしよう」

「そうだな」

俺がいうと風丸が了承する
ほかのやつらもOKらしい

じゃあ今日は先生に言って学校にとまらせてもらおう
一緒にいた方が元に戻りやすいかもしれないし


***

次の日、何故かみんな元に戻っていた
結局なんだったのかよく分からない

とりあえず、一之瀬とフィディオが所々痛いらしいので夢じゃないのは確かだ

しかし、事件はこれだけでは終わらなかった


***


「そういえば昨日、豪炎寺さん来なかったスね」

壁山がいう

「確かに…豪炎寺が無断で休むなんて珍しいな」

「円堂…」

ん?なんか呼ばれた気がするな
下の方から声が聞こえたので
振り返りつつ下に目線をやると、豪炎寺の妹がいた

「……ん?どうした?」

俺が聞くと、そのこは答えた……

「信じられないかもしれないが……俺は、豪炎寺修也だ……」

「え?」



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正直、この話は
最後の豪炎寺のところが書きたかっただけです

長くなったうえに乱文ですいませんm(__)m

そして続きません


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