4月7日





「何作ろう、何作ろう…うーん、うーん…」
「ルーカ、ほれ」

悩んでいると頭をぽんっと叩かれる。

「ルク兄ちゃん、これ」
「ほら、ルー兄って料理とかの雑誌とか好きだからレシピとかないか探したら見つけたんだよ」
「よかったぁ、これでなんとかなるー!!」

ちゅっとレシピに一度キスをすると、喜びのあまりルクの頬にまで口付ける。

「っ///」
「にいちゃあぁぁ〜」
「だあぁっくっつくなって」

ルカがごろごろと甘えてくっついている時にちょうどよくアシュリアがキッチンへと入ってくる。


「ぁ」
「覚悟はいいか、ルク」



拝啓母上様
摂氏零度、絶対的な笑みを浮かべた姉に対抗しうるすべは己にはありません。
合掌。



END



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