三女のプレゼント





「これで、よし」
「アルバムか?」
「ルー兄にあげるやつだよ」

「ルーお手製なの!!」とふんぞり返って胸を張る。

「見てもいいか?」
「だめっ!これはルーとルー兄だけの秘密だもん…いくらアシュ兄でもだめなのー」
「ほーう、余計気になるな」
「だめなものはだめー」

頑固なところは父でも母でもなく自分譲りなのだろうとアッシュは密かにルーに笑った。

「当ててやるよ、アルバムの内容」

ルーの耳に手を添えてアッシュは答えを口にした。

「喜んでくれるかな?」
「あいつだからな、きっと喜ぶ」

心配そうに口にした妹にアッシュは頭を撫でながらそう励ました。


アルバムの写真は―…。


END



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