次女が労わると
「ルー兄」
「んーどうした?」
「お疲れさまなの」
机に向かっていたルークにルカはほほえむ。
「これ、お兄ちゃんに」
そういって差し出したのは作りたてのホットケーキ。
「ありがとう」
なんていったってルークの好物の一つだ。
「今日は母の日だから、ルー兄に感謝を込めて作ったの」
「ん、美味しいよ」
「へへ、よかった…」
「ルカ」
「ふむっ」
一口サイズのホットケーキがルカの口に放りこまれる。
「二人で食べるともっと美味しくなるよ」
それから、ルークはルカの額に軽く口付けた。
END
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