妹の場合





「今日はルーたちがお姉ちゃん起こす番なのっ」
「が、がんばって起こすんだもん!!」
「二人とも頼んだぞ〜」

兄馬鹿オーラが飛んでいるルークは、背中を押して二人を送り出した。







「お姉ちゃぁ、起きてー!」

部屋に入った二人はゆさゆさとアシュリアを揺さぶる。

「んん?」
「お姉ちゃんっ今日はホットケーキだよっ」
「る、ルカが頑張って作ったの!」
「ルーはお紅茶を煎れたのー」

ふわふわと甘い香りにアシュリアも目を開ける。

「「お姉ちゃん?」」

二人の可愛い赤ずきんが目の前にいる。

(今日は、赤ずきんか…)
「可愛いな…」

アシュリアは可愛い可愛い二人の妹にそっと起きてちゅっと口付けた。

「下に、行こっお姉ちゃん」
「あぁ、行こうか」

両脇に赤ずきんを抱えた、元気なお姉様。






下にすんなりと降りてきたアシュリアを見て、男達が妹たちにが拍手を送ったのは別の話。


END




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