*二男の災難





「ぁったかぃ…」

母上のご好意(気紛れ)でできた自宅のこたつに入ってルークは一人、悦る。

「あったかいねぇ、ルー兄」
「そうだなぁ、ルー」

ルークの右隣では部活から帰ってきたルファークが、そのまた隣にはルカがルファークの腰に張りついてすっかり寝入っている。

「おまえら、年寄り臭いぞ」

アッシュがルークの向かえに座った。

「だってこたつっていったらみかんでしょー」

寝転がって雑誌見ながらみかんを頬張るルーが言った。

「だよなーみかん…っ!///」
「ルー兄?」
「、がスタンダードだよな!」

ルークがなんとか誤魔化すとアッシュを見た。


にやりと笑う兄。


「ばれたくなかったら声を抑えるんだな」と俺に分かるように言う。

(こンの…デコぉ…っっ)
「んっく、…」

ぐにぐにと股間を踏まれ、ルークは涙目でアッシュを睨む。

「ん、…ぁ…ふっ」

頬杖をついた兄は構わずルークの自身を踏み続けまた、「イヤラシイ奴」と俺を煽った。


(さっきから何だろ)

あまりに兄が動くものだから微かに何度も足の先に布が充たる。
ルーがそっとこたつを捲って中の様子を携帯の灯りで探ればアッシュの足がルークの股間を踏んでいて。

「ッ!」

ルークを見ればなんともイヤラシイ顔で刺激に堪えていた。

(ど、ど〜しよう…)

頼り(?)である姉は今、外出中で。
と、突然携帯のバイブが鳴り見れば兄からメール。





Fromアシュ兄
Subject無題

気付いてるだろう?

―END―



(うっ…)

何が?と送り返せばしらばっくれるな…あいつのを舐めろと言われてルーは躊躇いながらもこたつに潜った。







「ぅ…は…」

離れていった兄の足に安心したのも束の間、前のジッパーを下ろされ温かい粘膜に包まれる自身。

「んなぁ?!」


これにはさすがに驚いて、捲れば顔を埋めている妹の姿。

「なっ、ルーっはなっ「いいから、そのまま続けろ」
「何言ってんだ、アシュ兄!、あっン!!」

いつのまにか後ろに回ってきた兄に乳首を摘まれてルークは小さく悲鳴を上げる。

「ごめん、ルー兄…っ…でもルーも限界…」

ちゅぷっとルークを甘く吸い上げて舌を絡めていく。

「んやぁっ、るーっ……そんな、吸わなあぁっ!」
「いいのか、ルーク…ルクたちが起きるぞ?」

言われて横を見ればもぞもぞと動いたルクが今度はルカを抱き締めていて。

「や、だ…アシュにぃ…」
「なら、おとなしくしろ」

力を抜いて、後ろの兄に寄り掛かりされるがままに足を開く。

「んっんふ…ぁふっ」
「いい子だ、ルーク」
「んん!、ちゃうっ…もぉ、イっく…!!」

ルーの舌は窪みを探りちゅくちゅくとルークを犯し続けていて。

「ンンっん、」
「ルー、飲め」

言われて口の中でぴくぴく震えるルークを強く強く少々痛いと思うくらい吸い上げた。

「あっ!ダメ、駄目ぇっんーーーっ!!」

嬌声は兄に飲まれ、吐き出した熱は妹に飲まれた。

「っはぁ、はぁ…」
「んくっ…」
「いい子だ…放していいぞ」

口を放したのを確認するとアッシュはルークを持ち上げ、秘孔に指を一本入れる。

「はぅっ…ぁ」
「ぐちゃぐちゃだな…」

腸液が分泌されぐちゃぐちゃのルークのそこは一本では足りないのかアッシュの指をきゅうきゅう締め付けた。

「こンだけ、濡れてりゃあ…いいだろ」
「あ、アシュ兄っ、まだ慣らして…んあぁっ!!」
「っ、キツ…」

当たり前だとルークは思う。

「ん、ふっ…ふっふっ!」

衣類の首元をくわえて、喘ぎを逃がしながら揺さ振られてまた、勃ち上がる自身。

「ルー、ほら」

どこか惚けていた末っ子にアッシュが渡したのはゴムの入った袋で…。
ルークにすっかりあてられていたルーはそれを開けてルークのに被せた。

「ルーにぃ…」
「ん、ぁふ!…」
「あんん!!」

ずぷずぷとルーの中に飲み込まれる。

「ん、やだぁっ、気持ちぃっ!!」

ルークは堪らずアッシュの腕に爪をたて、ルーは下から突き上げるのに合わせて腰を揺らす。

「あっ、しゅにぃっ」
「あぁ、いい子っだ…ルー」

濃厚なキスを繰り広げる二人。

「や、やらぁっ!…にぃちゃ、るーくにもっるーくにも、してぇ」

仲間外れになっていることに不満を覚えたルークは舌ったらずな口調でお願いする。

「、淫乱な奴…っ」
「んんっん、ふぅぁふっ」

アッシュがくすりと笑うと口付けながら、下から強く突き上げた。
ルーも、うまく喘ぎを逃がしながら大きく腰を動かして。

「ふっはぁあっ!やらぁっ!!もぉっ、ひゃあんーーーー!!!!」


ルークが果てると連動してルーもアッシュも果てた。









「で、なにがあったんだ」

帰ってきたアシュリアが見たのは部屋に立てこもったルーク。
それを必死に出そうととする、ルー、ルカ、ルファークの三人となぜかボコボコに殴られて頬に絆創膏を貼られていた長男だった。





END









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