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「んぁ…ァ、ゃ」
「見ろよ、ガイ…ルークのやつキスしただけでこんなだ」
「やぁ!止めて、ルカくん!ガイも見ないでぇ!」

薔薇館一のセクサロイド。
嗜虐心を無意識に煽り、強烈な印象を脳裏に叩き込む。
見ないでと言われてもガイもそこから視線を外すことが出来なくペットボトルをくわえたままだ。

「ルカくん、ルカく、やだぁっ!!」
「俺が殺るって約束破ったのどっち」
「ふぁ、ごめんな、さ…でも、ルカく、きすさせたら許してくれるって言った」
「言ったけど、でもルークはお・仕・事・前・だからちゅーだけだよって言ったじゃねぇか、今は仕事終わったし」
(相変わらず、横暴な…)

ガイが小さく溜め息をつくとルークがすがるような瞳で救難信号を送ってきた。

「ぅ、ほらルカ…ルークは娼婦としての仕事後で疲れてるからな休ませて「俺もガイと三回やってっけど?」

ずばり言われ、ガイはうなだれる。

「る、ルカくん!」
「ん?」
「お、俺されるなら二人きりの方がいぃ…」
「なんで?言わないとここでするよ」

悪魔な笑みを浮かべてルカはルークの頭を撫でた。
恥ずかしいが今はやけだ、なんとしてもガイに見られて行為をするのは避けないと。

「ぃっぱぃ声だせて…恥ずかしいお願いもできる、からぁ///」
「良くできました、じゃあ、ガイ 俺ルーク連れて部屋行くから」
「あぁ…」

そのままルークを俵抱きでルカは出ていってしまった。


拾われた日からの俺の日課。

「ルカ、くっ、るかくんっ」
「ルークの体、痕だらけだ」
「みちゃ、いやぁっ」

本来ならば痕をつけてはいけない体。
それに、痕がついているということは…。

「ルークって荒稼ぎしてるよな」
「そんなこと、なぃ…よ」

消えるまで、娼婦の仕事はしない。

「明日、町に行くぜ」
「うん…」

別にウィンドーショッピングがどうという甘い話ではない。







この町は腐っているのだから。














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