真愛3






「へぇ、それじゃ他に三人弟がいるんだ」
「三つ子なんだ、真ん中のイオンは特に体が弱いから」
「そっか」

なんでこんな話してるんだ。
ルークは、ルカから質問されたことに何でも答えた。
答えたくないと思っても、目の前の男はそんな壁を取っ払ってしまう。

「ジェイド、部屋貸して」
「おや、援交ですかルカ」
「まぁ、そんなとこ」
「仮にも警察のはしくれでしょう」
「それがなんだよ、いいだろ、ジェイド」
「まぁ、構いませんよ、貴方に恩は返さないといけませんからね」

部屋の鍵を受けとると、ルカはさらにルークを連れて歩く。
ルークでもわかる、上質な部屋。

「どうやって誘ってたの、俺も誘って見せて」
「…一回、三万…俺、すごく気持ちいいよ…よく言われるんだ、綺麗なピンク色だねって…」
「じゃあ、確かめてやるよ」

言うならいなや、ルカはルークを引き寄せるとベッドに寝せる。

「警察なのにこんなことして、いいのかよ」
「バレなきゃいいっしょ」
「…ん、ぁ」

みるみるうちに服を脱がされルークは素肌にルカの熱を感じて小さく声をあげた。

「へぇ…いい色してる」
「やっ…」
「隠すな、綺麗だぜ?」

蕾にヌルリとルカの舌を感じてルークは体を跳ねさせた。
アナルを舐められているのだ、信じられない。

「ひゃぅっ!あぁっ」
「ほら、ちゃんとならさないと」
「ひぅっ!あぁ、そんなとこ舐めちゃだめぇっ」
「ん…」
「やあぁ、した、いれなぃでぇっ」

なすがままのルークはただシーツを握るしかない。
本格的に抱かれるのは初めてなのに、そんなところで感じてる自分がすごくいやらしく感じて。

「…ん」
「っはぁ、ぁぅ…ぁ」
「気持ちいい?」

無意識に痙攣する足をするりと撫でられると背中にキスをされる。
開いたアナルに指が入ってきた、くちゅくちゅと耳を塞ぎたくなるような濡れた音がする。

「冷たいけど我慢しろよ」
「っあぁん」

ヌルリとして冷たいものが内壁を犯す。
あわせて指が動くと奥までそれは入ってきた。

「いい感じ、指増えたのわかる?」
「う、んっ…にほ、ん?」
「正解、でも今から」
「んぁっ!」
「三本に増える」
「はっぁああぁっ!」

すっかり麻痺した頭は、物足りなさを感じさせる。
もっと確かでもっと大きな快感がほしい。

「もぉ、ゆびやぁっ!」
「…何が欲しい?」
「…して…あいして…おれのことあい、して」

あんなことをしていても、やはりルークは子供なのだ。彼らはこの情勢の一番の被害者で犠牲者だ。

「いいぜ、愛してやる」
「ん、」
「いれるからな」
「ぁ、痛っ!いっああぁっ!!!」

奥までいれるとだらりと萎えたものをルカは手で擦った。
根元を優しく揉み、先端を指先で弄るとルークの口からは悩ましいほどの吐息と喘ぎ声が漏れた。

「動くからな」
「あんっあぁっあん!」
「中、キツい」
「っ、きもち、いぃっ」

シーツに指を食い込むほど握り締めてルークはびくびくと体を震わせる。

「っ」
「あーっ!あぁ、っぁっ」

力のこもったルークの指をルカは優しく包むように握るとキスをするとさらに激しく突き上げた。

「やあぁっらめっ!あぁぅっ!」
「ルークっ!」
「ひっ、ああぁっん!!」
「っ、ぅ」

糸が切れた人形のようにベッドに倒れたルーク。
気絶してしまったのか起きる気配はない。
ずるりと中から自身を抜くとルカは息を吐いた。

「…」

スラムにはいくらだってこんな子供はいる。
ただ見た瞬間、腕を掴んでしまっていたのだ。

「この年で一目惚れか」

「まったく狡い大人だよな」と呟くと、ゆっくりルークの髪をかきあげ、首にキスをおとした。



END









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