死にたがりに祝福を4





「天使って何食べるの?」
「守護してる人間の精気」
「ぇ?」
「冗談だって」

極々真面目な顔をしていうものだから、本気で信じてしまいそうになる。

「天使が嘘つくな」
「嘘には二種類あって、ついていい嘘と悪い嘘がある、今のはついていい嘘」
「じゃあ、ついちゃいけない嘘は?」

ルークが首を傾げれば、そんなの簡単さとルカは笑う。

「愛してる奴を悲しませる嘘さ」
「…ぇ」
「俺はルークを愛してるから、驚かせる嘘はついても悲しませる嘘はつかない、本当だぞ」
「…ルカ」
「ルークは俺のこと愛してるか?」
「愛なんてわかんないけど、大好きだから俺も嘘つかないよ」

にっこりと微笑んだルークによろしいと頷くとルカは額にキスをおくった。



END










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