無題5
｢ようは一服盛られたわけだ、だから気を付けろっていっただろうが｣
はしたなく蜜を溢すルカのものを指で弾くと、鼻にかかった甘い声が部屋中に響く。
｢いやぁっ！もぉやぁっ｣
｢なに、指じゃ嫌？｣
｢んく…っ｣
｢じゃあ何がいいのか言ってみろよ？｣
人差し指でくちくちと先端をいじりながらルークはニヤリと笑みを浮かべた。
｢はぅっ、うぅんっ！｣
｢ほら、早く楽になりてぇだろ｣
｢いぃ…｣
｢何？｣
｢…くちが、いぃ｣
両腕で顔を覆い隠すとぽつりとルカは小さく呟いた。
｢いいぜ、仰せの通りに｣
数える程しかされたことのないフェラにルカは、頭を振って耐えようとする。
｢んぁぅ！ぁっあぁっ！｣
｢っ…｣
｢吸っちゃ、いやぁっ！｣
｢あ？全部、ん、好きだろ｣
じゅるじゅると音をたてて激しくしゃぶられる。
瞬間甲高い声を上げてルカは体を硬直させた。
｢いやあぁっ！くち、はなしてえぇっ！！！｣
｢っ、けよっ！｣
｢でちゃうっ！やっ！やああぁー！！！｣
イッた後も間髪入れずにしゃぶり、尿道の中のものまで、吸い上げるとルークはごくりとすべて飲み込んだ。
｢っは…随分、濃いな｣
｢ぁ、ぅ…くち、はなしてっていった｣
｢そんなこと言ったか？｣
｢ん…んんっ｣
｢まだ、治まんないよなぁ…ほら、四つん這いでケツむけろよ｣
｢や、だ…｣
｢俺はいいけどな、ずっとそのままで…｣
ルークが笑えば、ルカは真っ赤な顏で震えながら唇を噛む。
今、自分のこの体を治してくれるのは目の前にいる人物しかいないのだ。
｢…やだ、っなお、して…｣
うまく動かない体をなんとか、動かして四つん這いになるとルカはルークをじっと見つめる。
｢普段からそんだけ素直なら可愛いんだけどな｣
｢るー、く…｣
｢解してやるから｣
指を舐めてゆっくりと秘所に埋めれば、中は酷く熱くぐずぐずに溶けている。
｢媚薬ってすげぇな｣
｢んあぁっ！ふゃっ｣
あっという間に三本の指を喜んでルカは飲み込んで、自身は白濁を溢して、腹にくっつく程たちあがっていた。
｢るぅくっ！あんっ！そこばっかりいやぁっ！｣
｢嫌々ばっかり言ってると指、抜くぜ？｣
｢ふ、ぁっそれ、もやぁ｣
｢じゃあ、なんていうかわかるだろ｣
ぐちぐちと浅い所ばかり指で弄られて、ルカはもどかしくなって腰をふる。
｢ほら、キモチイイならイイって…欲しいなら欲しいってちゃんと言えよ、なぁ？｣
｢ぃぃ…きもちいぃっ、るーくるーくっ！｣
｢これ？｣
｢ひぁあっん！んー！んんっ、いぃっいいからっいじっちゃ｢聞こえない｣
｢っぁああ！！！｣
指先に当たるコリコリしたものをリズムよくつついてやれば、高い声を上げてルカは身を捩った。
｢きもちぃっきもちいぃっからぁ！もぉ、ちょーだいっ、るーくのほしいぃっ！｣
｢お望み通りにっ｣
｢っんん！ふぁああっ！！！｣
勢いよくペニスを熟れてぐずぐずの中に挿入して動かす。
指じゃ届かない奥までルークのペニスが入り込むと、ぴゅくぴゅくとルカの先端からは連続的に白濁が飛び出し水溜まりを作った。
｢んくぁっ！あっあっ｣
｢はっはっ…ちょっと、イキすぎだ｣
｢やあぁっ、にっ？きゅってしちゃめぇっ！｣
｢少し我慢してこっち絞めろよっ｣
右手でペニスを押さえつけて、左手で軽く臀部を叩けば｢くぅん！｣と声を上げてきゅうぅっとルークを締め付けた。
｢ははっ、いいぜ！そのままだからな｣
｢っあー！！！あんっあっあっ｣
ペニスを握られたまま背面座位で深くまで、突き上げられる。
乳首は擦れてぷくりと真っ赤に腫れ上がり、だらしなく開いた口からは唾液が道を作った。
｢るーく！るーく！！もぉイカせてぇ！いきたいっいきたいぃ！！｣
｢も、っちょい｣
｢ぅあぁっ！らめっらめえぇっいく、いっちゃ！｣
あまりの激しさにベッドはギシギシと激しく軋み、濡れた音と混じりあう。
擦り上げるように、ルカのペニスから手を放すとルークは最後と言わんばかりに突き上げた。
｢っあ！ぃっやああああぁっ！！！｣
勢いよく飛び散った精液は、ルカの頬から腹をぴしゃぴしゃと汚していく。
｢あっあっ、とまんな、とまんないよぅっるーく、るぅくっ｣
｢落ち着け、貯まってたの出てるだけだ｣
｢ん…んん、おしりもあつぃ｣
｢わりぃ、中に出しちまった｣
｢…かいだけで、ぃぃの？｣
｢ルカ？｣
｢もっとして、いいよ…るーくの、せーえきもっとなかに、だしていいから｣
もう一回とねだるルカに、苦笑するとぐちゃぐちゃのベッドにその体を押し倒す。
｢朝まで寝させねーからな｣
それから、本当に朝まで休むことなく二人は交わり続けた。
｢…立てない｣
｢そりゃ、朝までしてりゃあな｣
｢信じらんない｣
｢誘ったのはそっちだろ｣
｢ぅ…｣
髪を手ですかれ、額にキスされる。
こんなに優しいルークはみたことない。
｢今日はなんでそんなに優しいんだよ｣
｢余韻を楽しんでるだけだろ…可愛かったぜ、普段からあんだけ素直ならいいのに｣
｢うるさい！もう絶対代わりにパーティーなんて行かないんだからな！｣
｢悪かったって、今度はもう少し分かりやすく忠告してやっから、な｣
もう少し寝ようぜと促されてルカは多少の文句はあれど、ルークに抱かれてゆっくりと眠気に任せて目を閉じた。
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