繋いだ手との行方2












「ルカ、これ何?」
「これはスイカ、食ったことないか…美味いぞ、甘いし」
「ルカはなんでも知ってるね」
「まぁな…なぁ、ルーク」
「なぁに」

種を口の端につけたルークに苦笑しながら、ルカはそれをよけてやる。

「これから何しようか」
「ルカと一緒ならどこでもいくよ…また、俺の手ひっぱって歩いて」
「…わかった、お前は俺が守るから」
「うん!」

もうこの手は放さない。
絶対に、放さないから。
ずっと一緒にいられますように。











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