欲情ハニー

「なぁ、ルークしたい」
「ダメ、明日もいっぱい歩かなきゃなんねーの!」

指を突き付け、不満そうな長髪ルークに言う。

「つまんねー…」

不服そうにしていたが、もう一度、短髪ルークを呼ぶと言った。

「なぁ、じゃあ触るだけは?」

いいだろー?と子犬のように見つめてくる、ルークを邪険にできるわけにもなく、渋々頷いてしまう。

「じゃあ、決まり…触るだけな」

承諾したとたんにかわる顔つき。
正直、卑怯だと思う。

「る、んっ…ぁ」

頬や唇に軽くキスされながら、ルークの手が腰から中心に這っていく。

「な、ルーク、気持ちいい?」
「んっ、いい…よっ」

ぎゅっと首に抱きついて、あがる息を抑えながら答える。

「んんっ…ゃやぁっ!」

きゅっと握られてルークは高い声でよがる。

「こうやって先端いじられるのいいんだよな」
「っ、言うな、ばかぁ」

くちゅくちゅと濡れた音が響いて。

「んぁっ、ぁあっっく…」
「ルーク、イキそ?」
「ん、ちゃうっ、イッちゃうからぁっ!」

ぐりっとルークの親指が割れ目を抉る。

「やっやあぁあ!!」

耳元で感じる熱い息と高い声にルークはさらに欲情していく。

「まだだぜ、ルーク」

放ったものを指に絡めて、秘部にあてがうと焦った声が聞こえてきた。

「約束と違っ、触るだけって…」
「だから、触るだけだろ?俺のは入れてない」

そんなのっ…と抗議の声が聞こえたが軽く無視。

「んっふっ、ああっ」

ずっと中に指をうめると気持ち良さそうに吐息を洩らす。

「中、熱い…」
「んん、ぁふっぅ」
「どこいいか教えて」
「ぁあぅ、っふ」

わざと、いいところをずらしながら探るとルークが髪の毛をぐいっと引っ張る。

「ってぇよ」
「知ってて、ぁ焦らすなっ」
「ばれてた?」
「ばかぁっばかぁっっ」

背中をバシバシ叩いてルークは泣き声をあげる。

「ひっぁ!!ぁ」
「ここと?あとは、ルーク?」
「ああぁっ、んっく…もっと、奥…っ」

ねだるように体を揺するルーク。

「これ以上は届かねぇよ」
「んやぁ、奥っが、いっ」

そう身悶えるルークに意地の悪い笑みを浮かべて。

「今日は、触るだけ…なんだろ?」
「や、だぁ…ルークっ」
「何がいやなんだよ」
「意地悪っしな、でぇっ」

そろそろ、限界だったがもう少しルークをいじめたくて。

「じゃあっ、どうしてほしいか…言ってくれよ」
「あぁ、やっ、ずかしぃっ」
「言わないと分かんないぜ、ルーク」

ぎゅぅうっと服を一度握り締めてルークは耳に唇を寄せる。

「もう、して…俺の中っルークでぐちゃぐちゃにして!」

プッツンと頭の中で何かが切れる気がした。

「俺で満たしてやるよっ」
「ふゃあぁああ!」
「ぅっぁ…!!」

足がびくんっと跳ねて、口の端を唾液が伝う。

「ルーク、最高…すっげぇやらしい」
「んぁっあ、もっとほしっあぁっ!」
「分かってるって」

ベットはギシギシ音をたてて部屋にはルークの喘ぎと水音が深夜まで響いていた。



もちろん、次の日は動けないし、ルークが禁欲生活を強いられたのは言うまでもない。



END








[*prev] [next#]






「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -