lesson6





落下物に注意!

朝の占いを半信半疑でルークは聞いていた。
アニスたちによれば、今日はラッキーデイの筈。
まぁ、占いなんて、当たるわけがないとルークはたかをくくっていたのに。



「最悪」

知らないクラスの掃除用の水が窓辺から落下。
そして見事に頭の上へ。

「でも、新しい水でよかった」

使われてた水なら最低だったと小さくルークは漏らした。

「ルーク、どうしたんだびしょ濡れじゃんか」
「ルカ先生、あのかくかくしかじかでして」

説明すると、ルカは着ていた白衣を脱いでルークにかけた。

「タオル貸してやるから行くぞ」

ちょっと怒ってるような声にルークは首を傾げながら従った。

「ほら、タオル」
「先生」
「うん?」
「どうして怒ってるの?」

おずおず聞くと、ルカは大きく溜め息を吐く。

「透けてる」
「へ、ぁ!」
「気づいてなかったんだ、シャツはなんで着てないの?」
「あ、の、暑いから」
「ふぅん」
「ん、先生?」
「悪い子にはお仕置き」
「ぇ、え?なんで、せんせ」

ルークの濡れたワイシャツを脱がすと首筋に軽く噛みついた。

「ゃ、んっ」

ルークが刺激にびっくりしている間にネクタイで手首を一纏めにするとベッドに転がす。

「せんせ、だめだよ…ここ、学校」
「知ってる」

内鍵をかけると、ルークに覆い被さり小さく笑う。それから、頬を撫で、首筋からゆっくりと胸に手を這わした。

「ン、ふっ」
「こんなに感じやすいとこみんなに見せてたの?」
「す、すぐに、ジャージ着替え、ふぁ」
「それより、俺んとこ来る方が早かったでしょ?」
「ぁ、だめ、せん、せ!ゆび、やめ、て」

きゅっと摘ままれるとルークはビクビクと震えて熱っぽい息を吐く。

「そんなに学校にいる俺とは関わりたくない?頼りない?」
「ちが、違くて、だって俺、顔にすぐ出ちゃうから先生と住んでるのばれちゃうと思って」
「それくらいいいじゃん」
「だって家族じゃないし、先生人気だから、女子怖い」

唇を尖らせたルークにルカは吹き出して口づけた。

「せんせ?」
「やっぱりお仕置き、俺の愛がわからない悪い子には必要だろ」

くりくりと左右同じように愛撫されると、ルークの足は勝手にベッドから跳ねる。

「は、ぅ!や、やぁ、せんせ、せんせぇ!」
「んー?」
「こえ、だめっがまんできない、から!てぇはずしてぇ」
「駄目、言ったろお仕置き」

あれよあれよというまにルークを脱がすと、ピンクのパーティションを介した光りが白い肌に淡く色づける。

「せん、せ」
「うん、ほらもうこんなだ」
「見、ないで」

恥ずかしいとでも言うようにルークはイヤイヤをして腕で顔を隠した。

「塗れてる、ぐちゃぐちゃだ」
「あ、あ、あ」
「イキそう?」
「ん、く、い、く!いっちゃ」
「じゃあ、止めようか」
「いや、やめない、で、せんせ、るか、せんせ」

揺れるルークの腰に合わせて優しくそこを握れば、白濁がとろとろとこぼれた。

「はぁはぁ、ん」
「入れるよ」

流れ出したものを、ぬりつけながらならし終えるとルカは自分のものをあてがった。

「んくぅ!おっきぃ、こえ、でちゃうっンンン!!!」
「聞こえないように、いくらでもふさいでやるよ」
「あ、あ、うぅんっ!ぁ、」
「ルークっ、ルーク!」
「せんせ、せんせっ!だめ、も、ひあぁん!!」

ルークが果てるとルカは中からゆっくりと抜いた。

「ふ、ぁ、は、せんせぇ、は?」
「中に出したら大変だし、口でして」
「うん…」

躊躇いがちに口を開いたルークは、幹を縛られた両手で撫でながらちゅぽちゅぽと先端を吸っては舌先で弄る。

「ルークっ」
「んん!」

ごくんと数回に分けてルカの白濁を飲み干すとルークは大きく息を吐いた。

「良くできました、腕痛かった?」
「平気、痛くないよ」

酷く暴れたりしなかったせいか、そんなに酷く擦れたりはしていない。

「ごめんな、きちんと手当てしよう」
「ううん、先生がつけてくれた痕だから嬉しい」

そう笑うと、ルカはルークをぎゅっと抱きしめた。さすがにやり過ぎたと思ったのだが、ルークの思わぬ反応が嬉しい。

「愛してる、ルーク」
「せ、せんせっ」
「今日は一緒に帰ろう」
「うん!」

バケツの水も被ったし、縛られるし、散々なようだけど大好きなお兄ちゃんといられるのは幸せだなとルークもルカの胸に顔を埋めた。









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