逃げられるもんなら逃げてみな





「ひゃ、ぁあぁっ!やぁ、やっ」

中を犯され、ルークは悲鳴をあげる。
身を捩り、震え、選んだ兄にされるがまま。

「無駄だ、ルーク」
「やめ、やぁっ!おく、やだぁっ」

快感から逃げようと緩い抵抗を見せるルークにルカは笑う。

「逃げられるもんなら逃げてみな」

放さない。
きつく掴んだ手首に手の後がうっすらと残る。

「ふぁ、あぁあっ!イク、イッちゃ、やああぁあっ!!」

甲高い声をあげると糸が切れたようにルークは落ち、眠るようにルカの下で失神していた。

「俺が、導師である限り逃がさない…何度でも捕まえて連れ戻すだけだ」

ルークの頬を撫でると、ルカは小さく笑った。



END





確かに恋だった
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