向日葵

君が笑ったことが
何よりも嬉しくて
無意識の内に僕は
シャッターをきる
そのことに気付き
君は少し驚いて、
そしてまた笑った

僕が涙したあの日
君は笑いかけてた
写真の中で優しく
眩しいくらい笑う
真夏の向日葵に、
泣きながら笑った

それが゙答え゙だと
僕はわかっていた

僕らのアルバムは
押し入れのずっと
奥の奥にしまおう
僕と君は交わって
また離れるんだね
出会いは、別れは
ぼくらのすべては
必然だったんだ―


(キミがここにいないと、
僕らは完成しないんだよ)