君と僕の感情論


桜並木の住人
微かな声も逃さないために
白い箱に閉じ込めた心
夜に咲く花
極彩色の明日を生きる
風と桜と、それから春雨
鈴の音が聞こえたら、
真白に混じる僕という黒
消えない思いを抱いて
天秤にかけたのは、今と過去




生きることを恐れない
ごめん、幸せにできなくて
泡となって消えたのは、
絶望を覗き込んだその先に
散ることは始まりに過ぎない
暗がりに融けた点滅音
キミとボクの相違点を示せ
できるなら、その手を
星になった君は今もそこに
揺らめいて煌めく




三日月に想う心は、
海と空の間で
焼け落ちたのは、記憶と、
君には君の道がある
有り余るほどの愛で溢れる
砕けて、崩れて、壊れた
誰も知らない僕だけの世界
君との距離、測定不能
思い出にする時がきた
無償の愛ほど怖いものなんて、