星が堕ちた夜のこと


はぐれ雲の逃走劇
僕らが初めて会った日
雨音に溶けた声
君の目に映る世界は、
遙か遠いどこかへ
隣に君がいない
涙よりも、最後は笑顔で
こじつけの愛情なんて
涙が流れたその時は、
記憶の底の風車




手を握ってくれたのは
信じて待つ君は、強い人
一筋の光が僕を救う
与えられるだけの幸せなんて
真っ暗な空と、僕の心
告げた言葉は本物
星が堕ちた夜のこと
心を掬って、救って
誰かのためなんかじゃない
僕は僕が大切なだけ




涙と笑顔の狭間で
進み、戻る、時計は壊れた
隠し続けることこそ、愛
触れたくて、悲しくて、
まだ思い出にしたくない
譲れない過去があるならば
重なる鼓動をきく
料理上手な君の、不器用な恋
傷だらけの関係でも
君の願いは、叶うよ