温かい手を、心を、


できるだけ傍にいて
過去から未来への軌跡
僕らが飛べた日
塗り潰されたあの頃の
雨雲のなか、飛び込む
嘘なんていらない
君が生きる明日へ
青い、蒼い、碧い、
後ろ姿に胸が痛む夜は
色とりどりの勇気と、




此処にいるという幸せ
それは天使のような君の、
春先にまた会いましょう
苦し紛れの嘘はやめて
耳から離れない、声
枕もとで光る君からの愛
羽ばたける羽はない
深海に沈む心をすくって
温かい手を、心を、
黒と白の境界線




あなたに出会って知ったこと
小春日和の午前十時、
君を近くに感じる季節
小さな灯を頼りに
忙しなく動く鼓動を止めて
あの時の空はいま、
置き去りの心
私の心を映す曇り空
戸惑うくらいに、愛して
まだ終わりたくない