眼鏡始めました。(クルーク)


「冷やし中華取り止めました」
「夏でもないのに突然どうしたんだいナマエ」
「その代わり眼鏡始めました」
「どうりてボクの視界がさっきからぼやけて見えない筈だよ返して」
「だが断らない」
「断らないんだ」

春。どっちかっていうと梅雨。
大体いつも雨降りで退屈な日々が続いてます。冷やし中華も食べれやしない。
冬に食べるよりはマシっちゃマシだけどなんか……ねえ?
ということで暇そうにしていた目の前の秀才さんから眼鏡を盗み勝手に眼鏡屋を始めた私です。品物一点しかないし誰も買わないと思うけど。
今買われた(返した)し。

「ねー暇ークルークさん何か面白いものない?」
「ボクは今勉強で忙しいんだ」
「でも今何もしてないよねクルークさん」
「人間観察してるんだよ」
「よしその眼鏡もっかい貸して今度は粉々にしてあげるから」
「なんでそうなるのかなキミは」
「知らない」

暇で平和な日常。いいねえつまらないねえ異変誰か起こしてよ。
アミティ達も皆自宅で退屈そうにしてるらしいし……
あれ、そういやここ私の家なのになんでクルークさんが居るんだろ。不法侵入?

「……ま、いっか」
「何がだい」
「知らない」

さて、暇だ。

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