お留守番(シェゾ)


「ヒャッハー!!発狂してやろうじゃねーか!!」
「ナマエ、お前とうとう頭でも逝かれたか?」
「『逝かれた』って今、文字が絶対に違うものに見えたよ」

ようし、落ちついた。
いやいや、何か違くないか?
さっき、アルルが『カー君と遊んでくるねー』と言ってどこかへ行った。
あとには私と変態魔導士が残った……。

「変態って言うな!」
「いや、どう見ても変態です本当に」
「やっぱり頭が……」
「シェゾの頭が?」
「何で俺なんだよ!」

はぁーっと、溜息をつく。
溜息がつきたいのはこっちの方だよ。
よりによってこいつと一緒なんて!
そりゃあ、叫びたくはなるし、発狂したくなるよ!!

という結果が冒頭部分である。

それにしてもシェゾは本当に残念すぎる。
実際には変態じゃない(……と思いたい)のに。
そんな行動、一度も見たこと無いのに。まぁ、多分だけど。
言葉が抜けるせいで、みんなからは変態扱い。
ははははは、本当に残念すぎるでしょ。

「ナマエ」
「なに?」

シェゾはいつになく真面目そうな顔で私の方を向いた。
私の方に顔を近づける。
なに?なに?こいつは何がしたいの!?
互いの呼吸が分かるところまで顔を近づけた。
いやいやいやいや、近すぎでしょ!?
まさか、これって……?
思わず目をつぶった。
その瞬間……。

ピンッ

「痛っ!」

何かを弾く音がした。
私の額に、でこぴんをした……」だと!?
いろいろな意味で期待させといて、それはひどい!

前言撤回。

「シェゾ、やっぱお前変態で」
「何でだよ!?」



楽しくアルルとカー君が帰ってくるのを待ちました。



==========
ギャグって難しい!
以上!!

……すみませんでした。


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