「いい加減復活しろよ」(シェゾ)


「お前、いつまで引きこもるつもりか?」
「五月蝿い、黙れ、爆ぜろ、ヘンタイ」
「いろんな言葉が余計だ!」

そういってシェゾは溜息をつく。
こいつが心配する……わけないよね。

事のはじまりは、ある日突然、悪夢を見たのがはじまり。
それがあまりにも残酷だったために、人に顔向けしにくくなった。
『どうしたの?』って聞かれても、悪夢を思い出すだけ。
あぁ、それがシェゾに知られるだなんて。
五月蝿くて、言い返す隙が無くて、いろいろ面倒な性格を持ったあいつに!!



「そういえば、何で私が悪夢を見たって分かったのよ」
「お前がいつもと全然違ったからだ」
「平然を装っていたのに?」
「だって、お前の嘘は誰でも分かるからだ」

という具合に。
たしかに、もともと嘘を付くのは苦手だったし。
理解できるっちゃあ出来るけれど。
……出来るけれど!
だからといって、こいつに言われたくない!!

「いい加減復活しろよ」
「やだ、いろいろ面倒」

ったく、と小さく呟く。
そしていきなり、私の身体が宙に浮く。
……ん?
宙に浮く?

「ホラ、しっかり捕まってないと落ちるぞ」
「ちょっ、勝手に持ち上げるなあ!」

しかも外に出ようとしている。

「あのなあ、そんなことで悩んでも仕方ねぇんだよ。
 どこかで吹っ切れとかないと、いつまでも進まないんだ、分かるか?」
「……うん」

言われるままに頷く。シェゾの言葉はもっともだ。

「それなら、ここで吹っ切れて……ぷよ勝負だ、フェノ!!」

……珍しく、笑っちゃってさ。
あんまり笑うと、こっちも……。



……笑っちゃうでしょ。



==========
特に意味はない。
でも、リア友にまともなことをいうヤツはいる。

そういえば、これ。
サンプルの名前が『フェノ』だった。
キャラ崩壊している件について。
このまま見ている人、すみません。


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(3/7)
title bkm?
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