もんはんえすえす2


あえて名前を付けるなら「イズミと暴走ハンター生活」シリーズ←

「おいっす塵!狩りの時間ですぜ」
「ん?……ああ、ナマエか。今日は何を狩りに行くんだ?」

塵と呼ばれた男性のハンターは、少し背中を跳ねさせた後挑戦的な笑みをして振り返る。
本名はMIST(ミスト)、愛称は霧や塵で私とちょくちょく一緒に狩りをする奴だ。
ちなみにオトモは「小次郎」。割と和風である。
彼は今日もチェーンSシリーズの装備を纏いながら、火山に採掘をしに行っていた。
相変わらず採掘熱心、こいつの集めた護石の数は数知れない。というか数えようとしても力尽きる。どう足掻いても無理だ。

「今日も今日とて金銀夫婦。あんたはいつも通り採掘?」
「それしかすることが無いからな」
「さっさとアマツさんを狩りに行けばいいものを」
「あんなもん一人じゃ狩れねえよ」
「言っておくけど私はまだ行かないよ。まだキークエ全部終わって無い」
「分かってる。すること無いし付いて行ってやってもいいぞ」
「ねえねえ話の筋がいまいち見えないんだけど」
「五月蝿い、さっさとクエスト貼れ」

大体こんな感じで、こいつと話すとよく分からない会話になることが多い。
ツンデレ、というのだろうか。よく分からないけど自分の考えている事としていることがちょくちょく逆になってるんだな、この人。
ただ、一つ分かるのはだからといってお互い恋愛感情を持っていない、ということかな。
確かにいなくなると困る。大体傍には居てほしい。でもだからといって恋愛的な「好き」は私達の間には無い気がする。
まあ、そもそもハンターの間になんて、そんなものあんまり必要無い訳だけれども。

「……相変わらず素直じゃないですニャ」
「小次郎、それ以上関係無い事言うと殴るぞ」
「おいやめろ塵」
「お前はクエスト早く貼れ」
「もう貼ったから早く受注しやがれ」

そんな、出撃前のひととき。


……………………
ということであるあるシリーズその2。本当に長編っぽくなってきた
狩猟シーンも書きたいんですけどアレですね。いい具合に書きにくい。
どうでもいいけど銀の太陽と金の月って真逆すぎて笑った。(クルーク的な意味で)
やっぱり夫婦は亜種のが好きです。桜火竜カッケー
でもモンスター的にはやっぱナルガさん。あと白ラギアさんふつくしい
ラギアといえば希少種の黒ラギアさんですがあれ本気で何があったんだろう

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(3/31)
title bkm?
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