おおっと!人狼村(色々)


ウィザードリィプレイしてる後ろ姿見たら思いついた断片
いやなんで人狼なんでしょうね


「ええっと……これはどういうことでしょう?」

目が覚めたら、そこは物理部の部室ではなく小さな小屋。外を見るとどうやら村みたいです。
でも、見たところプリンプじゃないみたい……これはまさか、

「りんごちゃん、大変なことになっちゃったみたいだよ★」
「まぐろくんも居たの!?これまたそこはかとなく嫌な予感がする気が」
「その通り!どうやら僕たち、また変な村に収集されちゃったみたいなん……だ★」

で、すよねー。

「えええええええええええええええええ!?」



「そ、そこはかとなく変な場所にまたありがちでご都合主義な方法で連れて来られました!」
「りんご、その物凄くメタ的な言い方嫌いじゃないけどやめようか」
「おおっと、その声(聞こえないけど)はまさしくフェノ!ってことはクルーク達もここに?」

どうやら予想通り、私達はまたどこか知らない村に閉じ込められてしまったみたいです。
でも、エコロの仕業かと思ったらそれは無いみたい。ちなみにメンバーとしては他にも怪しげなお兄さんや赤い眼鏡の少年っぽい人、アミティやアルル達も……

「またつまらんゲームでも始まったか。下らないな、私は小屋に戻るぞ」
「うわっ、引っ張らないでよあやクル!あとレムレス!」
「村の外に出ると霧のせいで方向感覚が狂う……か。サタンの仕業じゃなければいいなー」
「アルル、さっきからどうしたんだ?私をずっと見つめるなんて」
「うーん、赤ぷよを詰んで橋を作ればなんとかならないかな?」
「ムシだー」
「くっ、ふっざけんなですわ!!」

ううん、何の理由があってこれだけのメンバーが集まったんでしょう。
ちょっとよく考えてみようか。まずはこの村の中には約二十人も人が居るのか、しかも皆見知った顔なのか、そしてこのお誂え向きなシチュエーション……
……あれ、これってもしかして、

「はいはーい!!GMのユウちゃんでーっす!!」
「サポートのレイくんでーす……」

刹那、私の心を読んだようなベストタイミングで村の中心、人々の中心にあの幽霊二匹が現れた。
いつもなら恐怖に震えるところだけれど今はそれどころじゃない。今から言おうとしていることが分かってしまいそうで――

「ミナサマ、お元気ですかーっ!?突然ですがこの村に居る選ばれしミナサマに!人狼っていうゲームをして頂きまーっす!!」
「ユウちゃん、テンション高すぎ……」

――そして宣言されたのは、人狼ゲームの開始。目の前が暗くなったような感覚に陥った。
周りが妙に騒がしくなる。私はただ一人、黙って震えていた。

「人狼、って本気!?ちょっと待ってよ、どこぞの魂とかどうするのさ……」
「私はお前と一心同体とすればいいだろう。貴様が死ねば自動的に私も消える」
「ところで人狼って何?」
「あ、アコール先生、助けて……」
「ムシだー」
「……」

人狼。まぐろくん達と一緒に何度かやったことがある、TRPGの一種だ。
人狼役が村人を装い、村人がその紛い物を……殺すゲーム。
それを今からやるんだ。しかも、現実で。

そう、この中に人狼は既に潜んでいる。
それを、私たちは殺さなければならない。



まさか、こんなにも惨いゲームを、私たちがやることになるなんて。





………………………………
続くとしたら今回のメンバー(全17人・狂人霊能共有あり・人狼三人)

あんどうりんご
ささきまぐろ
りすくませんぱい
フェノ
クルーク
あやしいクルーク
レムレス
アミティ
シグ
フェーリ
アルル
シェゾ
ラフィーナ
リデル
サタン
ルルー
ウィッチ

なぜフェノが居るかはもはや言わなくとも分かるはず
ちなみにオムニバス方式
そして夢主さんは入れるか入れないか悩み中。入れても死んでしまったらアレですしね
いっそのことGMにしてしまうべきか、いや……ううむ

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