もんはんえすえす


「ご主人様!捕獲OKですニャ!」
「りょーかい。さ、罠準備するよ!」

使い古されたエピタフプレートを砥ぎ直し、納刀する。
今日の獲物は金銀夫婦、正直かなりギリギリの戦いだった。
目の前に居るその獲物――銀の太陽、リオレウスは大きく羽ばたくと巣へ一直線に飛んでいった。

「ふう、レイアさんは討伐し終わったし、これで最後か」
「お疲れ様ですニャ」

ポーチから残り少ない回復薬の入ったボトルを取り出し、一気に最後まで飲み干す。
傷が癒える優しい感覚。どうせもう終わるから特に必要無いんだけどね。

「さて、行くか」
「はいニャ!」



「んー、なんで天燐は出るのに上棘出ないんだろ」
「物欲センサーですニャ」

狩りの終わった後、私達は拠点のユクモ村へ帰ってきていた。
座る場所もろくに無いので自宅のベッドに寝転び、大きく溜息を吐く。
どうしても納得がいかない。なんでこうも出てほしい素材だけピンポイントに出ないんだ。夫婦の天燐両方出たのに。
ちなみに上棘が欲しい理由はただ一つ、ダマスクヘルムだ。
なまくらは付くけれどあれさえ消せればそれなりに使える装備になるし。
というかなんで斬れ味+1付いてるのになまくら付いてるんだろう。許すまじ。
オトモのイズミは苦笑いしながら「気合いですニャ」と一言呟いた。

「あーあ、夫婦の捕獲あと何回すればいいんだろう」
「ジエンモーランも忘れちゃいけませんニャ」
「ぎゃあ。ってそいつは別に大丈夫だよ。……問題はゴーヤだ」
「せめて悪魔って呼んであげて下さいニャ」

イビル・ジョー、見た目からゴーヤゴーヤとネタにされがちなあいつだ。
ゴーヤとか言われてるし弱いのかなーとか思ったら実際トラウマになったあいつ。
爪は護符の調合に使っちゃったし……あれ、爪って必要だったっけ?

「はあ、いっそのこと荒天作ろうかなー」
「ご主人の場合十中八九飽きると思いニャすが」
「仙骨と延髄と蒼玉でしょ?大丈夫、それ以前にアマツさんの討伐自体がめんどくさい」
「ボウガン祭りですニャ」

だってあの人竜巻が面倒だもん。吸引力が変わらないどころかむしろ上がってくるし。
しかも直撃したらほぼ即死ときた、これは無理。というかそもそもアマツさんに出会ったことさえ無い。
……うん、無理。

「よしイズミ、腹いせにゴーヤ食いに行くぞ」
「狩りに行くんじゃないんですニャね」


………………
モンハンの物欲センサーってなんであんなに高性能なんだろう。
ってことでその話でした。ちなみに私の現在の装備はシルソルです。ダマスク?知らない
モンハンの連載ってか小説書きたい。教官と主人公の掛け合いを書きたい。
でも書く場所がない(作るのめんどくさい)。←おい
ということでゴミ箱に投下。増えたらその内連載されるんじゃないですか?
あー、アマツさんに会いたい。ボウガン使えないけど。

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title bkm?
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