今日は楽しい?


『あかりをつけましょ ぼんぼりにー、おはなをあげましょ もものはなー
 ごーにんばやしの ふえたいこー、きょーうは楽しい ひなまつりー』

今日は何の日か?もちろん、忘れてはいけない。
桃の節句、ひな祭りだー!

「そっかー、これが『ひな祭り』なんだねー!」

雛人形を見てアミティが、はしゃぐ。
りんごは、きっと久しぶりなんじゃないかな。
「ちきゅう」にいたわけだし。
アミティは初めてなんだろうなぁ、と思いつつ雛人形を飾る。
……え?人形が大きすぎるんじゃないかって?
大丈夫。手のひらに乗るほどのミニサイズだから。

「あれ、アルルはー?」
「そういえば見当たらないね」
「おまたせー!」

あ、アルルだ……!?

「アルル!?どうしたの、その格好!?」

突っ込むも何も、アルルは十二単の格好をしていた。
扇や冠をつけていることから、お雛様のつもりなのかもしれない。

「うわあ!!アルル、お姫様みたい!」
「それを言うなら、お『雛』様!」

ようし、飾り終えた。
そして私はアルルに向き直る。

「それ、重くないの?」
「ああ、あくまで飾りだから、一枚の布なんだー」

なるほど、それなら重くない。
……まぁ、本物の十二単ならば、うまく歩くこともできないだろうし。

「そうだ!!」
「どうしたの、アミティ?」

えへへ、とアミティは笑う。

「せっかく、『ひな祭り』だから、みんなもお雛様の格好をしようよ!!」

いやいやいや!
それを揃えるのにも一苦労だし、ひな祭りだからってそれはないよね!?

「それはとっても楽しそうですね!」
「りんごまで!?」

まぁ、もともと古風な子だったし分からなくはないけれど。

「アルル。そもそも、人数分あるの?」
「あるよー」
「平然とした顔で答えられてもこっちが困るだけだよ!」

結局みんなでお雛様の格好をして、某世界で言う『平安時代』を楽しみましたとさ。



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という妄想をしていた←おい
遅くなりすぎて申し訳ない!


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