エピローグ


「ナマエ、何を見ているんだい?」
「少し前の写真だよー。ほら、ぷよぷよフェスティバル、やったときの写真!」
「相変わらず、全然積めてないねー。ナマエは」
「でもこの前五連鎖いったから進歩はしてるの!」

クルークとの『あの日』から一ヶ月。
あの後は大変だった。
アミティとラフィーナに騒がれたし、クルークが私に三日に一度はキスしてきたし。
いろいろあったけれど、もう慣れた。

ラフィーナ曰く、実はアミティと、こっそりつけていたんだって。
最後のクルークの行動に、アミティの目を隠すのが大変だった、とも言っていた。
予想外だったし、『ナマエには早いかなと思って教えてなかったけれど』って。
だからか。前に、『これはナマエには早すぎますわ』って言っていたんだ。

ちょっと、カレンダーを見る。

「今日で、ちょうど一ヶ月なんだねー」
「それもそうだね」
「そうだ!クルーク」
「なんだい?」
「せっかくなら今から遊びに行こう!」
「べ、勉強が残っているけれど、ナマエがそういうなら仕方がないね」
「素直じゃないなー、さ、行こう!!」


これは、『今』から『少し前』から一ヶ月になった『本当の今』の話。



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