文房具擬人化とか楽しいと思って○
2013/01/10 16:52

・あやしい万年筆

「……」
「貴様、何度言ったらわかる?この文の書き方は違うと言っているだろう!そもそもお前、まさか純文学以外を書こうとしているのではあるまいな?」
「いや、そうだけど」
「たわけが。私はまともな文以外は何も書かんぞ」
「万年筆よどうしてそうなった……」

彼は厳しい口調ながらも文章を推敲してくれる。
日本語も細かく直してくれるし見た目も良かったし取り敢えずラノベ用に買ってみたけど……
正直に言おう。相性は最悪だった。
純文学なんてここ最近全然書いてないよ。
これはどうするべきなのか。
返品したいけどいまさらできない。
けど純文学は書けない。
でもだからといってお蔵入りさせるのはなんか可哀想だ。
うう、それとも誰かにあげるべきかな……捨てるのだけはいやだ。
それ以前に私がおとなしく純文学書けばいい話なんだけどね。……無理。

「おい」
「何」
「貴様、まさか私を手放す気ではないだろうな」
「ソンナコトゼンゼンオモッテナイヨ」
「片言だな。……また、捨てられるのか」

彼はため息混じりにそう呟く。
「また」って、どういうこと?

「……ねえ、それって」
「言葉通りだ。私が折れればよい話なのだろうが、どうしてもそれだけは受け入れられなくてな。本は昔と変わってしまった」
「……」

悲しそうなその声。
「お前なら分かってもらえると思ったのだが」、また呟かれたその声は微かに震えていた。
でも私は無理だよ、そう言おうとしたけれど……


ここまで。飽きましたごめんなさい。
というかどこかで見たことがある気がしてならない。完全に某王手サイトさんのパロのパロな気がする。
ここまで読んでくださりありがとうございました。そしてごめんなさい。
……やっぱりだめだ、なんか自分が書きたいのと違う
comment (0)


prev | next


prev# | next
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -