『しらい……くくく、蔵ノ介!』

「な、なんや杏奈」

『今日部活無いんやった、よ、ね?』

「おん」

『デートしよ!』

「わ、わかったわ」

『ほんま!?』

「勿論やろ、杏奈がしたい言うならしたるわ」

『へへ』





あれからつきあい始めた俺と杏奈は、勿論幸せ。最初はお互い名前も呼ぶのもどもっとったけど俺は慣れた。杏奈はいまだにどもるみたいやけど。ちゅーかこないだ杏奈が俺が練習するとこ見てたらしくてな、めっちゃかっこよかったで、なんて照れながら言うから俺も、杏奈可愛えで、って言うたらなんも言わんで抱きついてきたんや!これを幸せと言わずなんて言うんや!


っちゅー話を謙也にしたら、このリア充がっ!ってキレられた。ならお前も彼女つくれや、って言ってやった。





『く、蔵ノ介っ!行こっ』

「おん」





俺、白石蔵ノ介は今、めっちゃ幸せです!





少年と少女のその後





「白石と小宮のカップル見とると初々しくてええよなー」

「初々しいけどバカップルやな、あの二人」

「まぁ、和むよなー」

「こないだから3‐2の名物になってもうたしなー」





end.









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