『あ、巣山はっけーん。すっやまー』

「ん?あぁ、みょうじか。よぉ」

『よーっす』

「で、なんで呼び止めたんだ?」

『あっ、そうそう巣山。ちょっと後ろ向いて』

「別にいいけど?」



くるり(後ろを向く)



「向いたけど」

『巣山くん』

「なに」

『ぎゅうしていい?』

「は」



ぎゅうっ



「おい、みょうじ?俺了承してなかったんだけど」

『やっぱさぁ、』

「ん?(ってスルーされたし)」

『背中広いねー』

「そ、そりゃ男だし。女と比べたら広いだろ」

『だよねぇ』



あなたの背中に抱きつきたいっ!



「で、抱きついて何がしたかったんだよ」

『特に意味はない』

「ないのか」

『でも、』

「でも?」

『背中広いって素敵』

「………(それただの殺し文句だろ)」

『わたし巣山になら抱かれてもいい。むしろ嫁にもらってくれ』

「……他に貰い手がいなかったらな」

『抱いてはくれないの!?』

「…………はぁ。他に貰い手がいなかったら嫁に貰ってやるし、抱いてもやるから」

『うわぁい!』

「(多分みょうじはすぐ忘れるだろうけど)」

『巣山はきっと優しく抱いてくれそうだね!』

「………………はぁ。(つかなんでこんな話になったんだ…?)」



--------------------
巣山のキャラじゃない気がする。でも兄貴な巣山に抱かれたい(笑)




第4回BLove小説・漫画コンテスト応募作品募集中!
テーマ「推しとの恋」
- ナノ -