『あ!しゅーすけ見っけーっ!抱きつかせろ!』

「なまえまたかい?」

『うん、また!』

「ふふ、いいよ好きなだけどうぞ」

『やたーっ!』



ぎゅーっ



『今のうちに充電しとくんだっ』

「……って二、三日のうちに一回は言ってるよね」

『なまえさん寂しいと死んじゃううさぎだから。寂しくならないように充電させてもらってるだけだから。部活中に行かないだけましだと思って!』

「ふふ、わかったよ。寂しいと死んじゃううさぎなんてなまえは可愛いなぁ」



あなたの背中に抱きつきたいっ!



「菊丸先輩、不二先輩があそこでいちゃついてるっす」

「あー、本当だにゃー。不二も隅におけないよなぁ。俺も彼女ほしー。オチビは?彼女欲しい?」

「いや、今は別にいらないんで」

「なにおー!オチビの分際で生意気なっ!」



『あ、周助、』

「なに?」

『あそこで不二の仲間と後輩がじゃれてるよ。なんか二人ともねこっぽーい』

「言われてみればそんな気も……しなくもないかな」



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このシリーズのヒロイン寂しがり多すぎないか?とふと思った




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