『やぁ隆也くん』

「んだよお前か」

『なんですかあたしじゃダメですか、そうですか』

「別にんなこと言ってねーだろ」

『まぁいいや。とりあえず隆也くんに用があるのですよ』

「は?用ってなに」

『怒らないでね』

「はぁ?」

『後ろ失礼します』



ぎぅ



「……………なぁ」

『……………』

「何してんのお前」

『抱きついています』

「そりゃわかる。俺が聞きたいのは理由のほう」

『理由、はー……抱きつきたくなったから』

「………で?抱きついてみて、どーだったワケ?」

『………久々にスキンシップとれて嬉しいです』

「……あー、最近構ってやれなかったからなー」

『そうなんだよ!忙しいのはわかってるんだけどさっ…………寂しかったんですよなまえちゃんはっ』

「…………今度一緒にどっか行くか」

『……………ん』

「……(可愛いヤツ)」



あなたの背中に抱きつきたいっ!



『隆也ー』

「……なに?」

『大好き』

「………、俺も好きだよ」

『もーちょいこのままでいさせて』

「はいはい」



--------------------
付き合ってる設定。阿部は彼女のこと大事にしそう。




「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -