※成長・現パロ 『あ、作おかえり。そしておやすみ』 ある日学校から家に帰って自分の部屋のドアをあけると幼馴染であるなまえがベッドの上にいて、俺に一言そう言うとベッドに寝そべり、そのまま寝始めた。こんなことはしょっちゅうある出来事なのだが、何故だか今日は無性になまえの無防備さに腹がたち、同時に呆れと煩悩が俺の頭を駆け巡る。 「(なぜ今日に限ってこいつは制服のまま俺の部屋にいて、俺が帰ってくるなり俺のベッドで寝始めたのか。え、なにこれもしかして誘ってんの?こいつ俺のこと誘ってんの?ていうか制服のまま寝そべってんのがどんだけエロく見えるかこいつわかってんの?わかっててやってんだったら俺こいつのこと尊敬するわ、あと小悪魔だと思うわ。ていうか幼馴染みだろうがなんだろうが男の前でこういうことしてんじゃねえよ、俺だって男なんだぞ、わかってんのか?あーくっそ!なんでこいつこんなにかわいいんだよ意味わかんねえ!!)」 と、まあこんなことを考えてますが俺はなまえのことが女として好きな訳でして。好きな女が自分のベッドで制服のまま寝てたら誰だってそういうの考えるだろ!?俺が悪いのか! だがこのままずっとこの場にいたら俺の理性が爆発して大惨事になりかねないのでとりあえず荷物をおろしリビングに移動することにした。据え膳食わぬは男の恥と言うけれどそれよりも俺はなまえを大事にしたいのだ。なにより俺となまえ付き合ってねえし。ただの幼馴染だし。そんなことを思いながら鞄を椅子の上に乗せ、部屋を出ようとしたところで寝たと思っていたなまえから 『作のへたれーばかー男前とか言われてるけどそんなんだから彼女出来ないんだぞへたれー童貞ー気づけよばかー』 そんな言葉が発せられて俺がカチンと来ないわけが無く、なまえに跨がるようにベッドの上に乗り、なまえを見下ろす。 「気づいてねえわけねえだろうが!馬鹿はお前だ馬鹿なまえ!」 『はぁ?気づいてるんだったら普通襲ったりするもんじゃないの?作意味わかんないよ』 「意味わかんねえのはこっちだ畜生!だいたいお前は俺に襲われてえのか!!」 『…………そうだよ?』 そこからのことはよく覚えていないけれど確か感情に身を任せてそのままなまえを抱いたような気がする。だけどこの日をきっかけに俺となまえは幼馴染という枠組みから恋人という関係に発展したことは言うまでもない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 思春期な作兵衛でギャグっぽいのを書きたかったはずなのになにこれ。な に こ れ 。 |