俺は誰にも言ったことは無いし、言う気も無いけど霜田朝美という一つ年下のくのたまにひっそりと想いを寄せていた。いつから想うようになったのか、それはもう思い出せないが、霜田はたまに関わる程度のとてもいい後輩であったはずなのにある日突然俺の心をいとも簡単に奪っていったのだ。

だからあの晩、霜田が俺の部屋に来て(多分くのたまの課題であろう)房中術の相手に俺を選んでくれたことがひどく嬉しかったのである。まあ確かに最初は何故霜田が俺の部屋に来ていきなり唇を重ねてきたことには確かに驚いたが、その一連の流れはたどたどしく、強気な口調の割に霜田の体は少し震えていたがそれもまた俺からしてみれば可愛いとしか言いようがないものなわけで。それなのに霜田からの口吸いは何度も何度も角度を変えて繰り返された。でもずっと触れるだけの口吸いに俺はつい我慢出来なくなり霜田の頭に腕をまわして手でささえ、自分の舌をねじ込んだ。


『………っはぁ……』


唇と唇が離れる度に霜田からこぼれる吐息はひどく官能的で、徐々に自身が熱を持ちはじめたことがわかった。俺はさらに口吸いを続けていったが、さすがに霜田が辛いかと思いはじめたのでしぶしぶ唇を離すと霜田は俺の上にぺたりと座り込んで息を整えるためにしばらく呼吸を繰り返していた。どうやら腰を抜かしてしまったようだ。霜田から誘ってきたことだと言うのに霜田のその姿があまりにも小さくて可愛くて。俺は思わず笑った。


「ははっ………おめぇさ……口吸いぐらいで腰抜かしてんなよ………?」

『わっ、笑わないでください!』

「耳も顔も真っ赤。説得力ねえっつの」

『……〜〜〜っ!!!』


そう言った俺の言葉に霜田は何も言えなくなっていた。そりゃそうだよな。そして俺は俺の上に霜田が座っている状態から霜田を押し倒して体勢を逆にし霜田と目を合わせ、言った。


「………ったく、おめぇ俺をその気にさせたんだから責任とれよな」

『……は…い……』


そのとき霜田は頬を赤く染め、涙で少し潤んだ目で俺を見ていてひどく色気を感じた。今から霜田とまぐわうことが出来ると言う事実とこれは夢ではないかという思考が頭の中でぐちゃぐちゃと混ざりあったが欲には逆らえず、俺は霜田の夜着をはだけさせ、白い肩口にそっと舌を這わせた。


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成長富松といちゃこらしたい




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