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結局掃除の時間が終わるまで私は富松の軽い愚痴を聞き、随分と仲良くなることが出来た。不本意だけども。そして仲良くなったついでにあの質問をしてみることにした。
『そういやさ神崎も言ってたんだけど藤内って誰?なんか私の名前言ってるみたいだけど』
「あぁ、藤内。三組の浦風藤内だよ、聞いたことねぇ?」
『名前だけは知ってるけども、その浦風が何故私を知ってるかは知らない』
「まじでか。まぁ直接関わってはねーからなぁ、」
『そういや名乗ったとき次屋もなんか言いたそうな顔してた』
「そりゃそんとき三之助も一緒に聞いてたぞ」
『だからか、』
富松はわりとすんなり答えてくれた。ずっと気になってたんだよね。とりあえず浦風藤内は私のことを知っている、そのことだけは把握。あと私が知りたいのは、
『あと他に何か言ってた?』
「んー、あとはそうだな、数馬がどうとかって言ってたような……?ぶっちゃけ言うと藤内から初めて女の名前が出てきたことに驚いて名前言ってたことしか覚えてねーんだわ、悪ぃ」
『へぇー………』
またしてもすんなり答えてくれてくれたので私は富松になつきそうな勢いだ。ついでに覚えてないことに対して謝らなくてもいいのに謝られたし。この人まじでいい人だわ。こらモテるはずだわ。
にしても数馬っちゅー名前ははじめてきいたわ、誰だろう。
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数馬は影が薄いのでヒロインの友達に知られていない、という設定。数馬は影が薄いけど美形で男の娘だったら美味しいなぁ^q^男の娘だけど男らしい性格だとさらに美味しいなぁ^q^
まぁ本命は作兵衛ですがね^q^