一人自販機の前で何を飲もうか悩む。昼休みの時間はまだまだたっぷりある大丈夫だ問題ない。それにしても何飲もう、とかれこれ五分くらい悩んでいるのだがこの自販機は一般の生徒の使用頻度が著しく低い為いくら悩んでも誰も来ない。だから大丈夫なのだよ。って誰に話してるの私。

結局調整豆乳を買ったのはいいけれどどこで時間を潰すかでまた悩み、校舎内をぐるぐる歩き回った。そして今現在私は裏庭にて全身真っ赤な蛇と対峙していた。


「しゃあ」


全身真っ赤な蛇なんて珍しいなー、この辺の野生にこんな蛇いるのねーなどと最初は思ったけどよくよく考えてみたらなんかおかしい気がする。


『あなたはどこの蛇なの?ここで何してるの何故真っ赤なの、もしかしてこの学校にあなたのご主人様がいるの?』


そんなことを蛇に呟いてみても答えが返ってくることなく蛇はただただ私を見つめていたから私も豆乳をちびちび飲みながら蛇を見つめていた。その間は当たり前のように無音だったが教室よりは居心地がいい。なんと、これが蛇の効果か。相変わらず蛇は私をガン見だけど私はさすがに目が疲れてきたので視線を反らしたら誰かが誰かを呼ぶ声が聞こえた。


「ジュンコー!!どこいったんだジュンコー!!」


んでその声の主が裏庭に現れ、そして私を一度見たあと蛇を見て


「見つけたぞジュンコー!!」


思いきり走ってきた彼を私は変人だと思った。てかこの蛇、ジュンコって名前なのね。じゃあメスか。


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相変わらず夢主可愛くないなんで





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