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この学年には所謂イケメンやら二枚目やらと呼ばれている奴等がいる、らしい。私はあんまり興味が無いんだけどなんか私の友達たちは結構前から騒いでて、なんのこっちゃと。そのイケメンなどと呼ばれている奴等なんのこっちゃと、私は少し疑問なのである。何故なら私はその友達たちの会話を聞いているだけなのでそのイケメンな奴等(仮)の名前しか知らないし顔なんか見たことも無いのだ、知るはずがないだろう。
「あんた本当に見たこともないの!?伊賀崎くんなんか同じクラスじゃない!!」
『……へー、そうなんだ知らなかった』
訂正、もしかしたら一人は見たことあるかもしれない奴らしい。てか同じクラスらしい。初めて知った。
「なんでそうあんたは周りに興味がないの」
『そんなこと言われても』
「あぁもう!伊賀崎くんっていつも昼休み教室にいないからなまえに説明出来ない!」
「本当に!でもそこがミステリアスでいいっていうかー」
「「ねー!!」」
『……………へぇ』
とりあえず友達たちのテンションがアイドルに群がるファンのようで私はとても疲れた。ので飲み物を買いに行ってそのまま授業までどこかで時間潰すことにすることにした。
『私飲み物買ってくるー』
「あーはいはい、いってら」
「いってらー」
『いってき』
ある意味地獄のような空間を抜け、自販機まで歩く。昨日はイチゴみるくだったから今日は何飲もうかな。
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伊賀崎が名前だけ出演