とある男子生徒視点


今日、俺のクラスに転入生がくるらしい。でもどうせ男なんだろ?って皆が言ってる。ちなみに俺も同意見。だってここ、星月学園は星のことを専門的に学ぶ学校で、ジャンルがジャンルだからなのか女子はあまり勉強したがらない。現に今の時点で女子生徒はたった一人。そんな学校に女子が転入なんかしてくると思うか?あぁ、答えは否、だ。もし、仮に女子が転入してきたとしよう。転入してきたとして、きっとその女子は余程の星好きか変わり者か男好きか、のどれかだ。はっきり言って俺はそんな女子と同じクラスなんか嫌だね。星好きや変わり者ならまだ耐えられると思うけど男好きとか本当に無理。あれだろ、姉貴が言ってたあれ…………なんだっけ、ぎゃ、逆……逆ハー?だっけ?狙って自分の周りに男をはべらせるやつ。そんなの狙ってるやつとか本当無理。どんだけ自分のこと可愛いとか思ってるの気持ち悪い。

女子なんて夜久さんがいれば十分だと思うんだ。夜久さんて高嶺の花だしマドンナとか言われてるけど実際にその通りだと思う。まぁ話したことなくてもそう思えちゃうのが不思議だけど、さ。


「おーっす。お前ら早く席につけー。HR始める前に転入生紹介すっからなー。瀬川ー入ってこーい」


そして開かれる教室の扉。入ってきたのは頭の横にリボンのバレッタをつけ、セミロングの髪を内巻きにした女子だった。あ、意外と可愛い。そして転入生はこちらに向き直って、自己紹介を始める。


『はじめまして、瀬川昴といいます。もっと星のことについて勉強したくて転入してきました。よろしくお願いします』


少なくとも男好きには見えないな。とりあえず俺の第一印象は


礼儀正しい可愛い子


で、決定かな。あくまで第一印象だけどさ。


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キャラが出てこない(笑)





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