大変ですおじいちゃんおばあちゃん両親従兄弟その他もろもろ。今日は園田くんがお休みなので一人でのんびりとお昼を食べようと思って屋上庭園に来て見たら人が倒れてました。どないしたらええんやー!

とりあえず倒れてる人に近づいてみると、その人は真っ青な顔をしていて思わず私まで真っ青になりそうになった。私こーゆーの苦手なんだよね……だがしかし、今この人を放ってはおけない。何故なら私の良心が責められるから。よし、保健室にでも運ぶか。

私は倒れてる人を起き上がらせ若干引きずり気味になりながらも保健室へ運んだ。何故だか他の人には遭遇しなかった。本当に何故。保健室に入ればそこには誰もいなかったのでとりあえずベッドに寝かせてやろうと思いベッドのところのカーテンを開けると、


『……………』

「…すー………すー…」


白衣を着たいい大人がぐっすりと眠っていらっしゃった。しかもスリッパ履いたまま。あの、白衣着てるってことはこの人保健医なんだよね、そうなんだよね!なんで保健医が保健室のベッドで寝てるんだよ!とツッコミそうになったが頑張って堪えた。

とりあえず私が連れてきた人は近くのソファに寝かせた。あと保健医が履いたままのスリッパを脱がす。なんで私がこんなことまでせにゃならんのだ……もう少しで昼休み終わるっていうのにまだお昼食べられてないし。もう仕方ないからここでお昼食べよう。文句は聞かない!

早急にお昼を食べ終え、置き手紙を残して保健室をあとにした。


忙しい昼休み


“倒れてる人を運んできたらベッドで保健医が寝てたからソファに寝かせました。ちゃんと仕事しろよアホ保健医。あと保健室汚いからちゃんと掃除して下さい。”


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんか主が男前……!
主が運んできたのは七海くんです。





「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -