いつの間にか犬を触ることに集中し過ぎた俺。ミーティングのこと思い出して後ろを振り返ってってみたら


「ふん……んんぐあぁあああっっ」


監督が多分オレンジっぽいものを潰している瞬間だった。しかも片手で一個潰してるし!あの監督こわっ!近くにいる奴らも顔が真っ青だ!…………俺は見なかったことにした。俺は何も見ていないぞー……ニット帽のやつがその潰したオレンジ果汁を渡されて青くなってるとこなんか見ていない!他のやつらも丸のままで!とかいってるけどあんなの見せられたら誰だって丸のままいきたいよね!


『げ、現実逃避現実逃避……』


そしてまたしばらく犬を撫でまくって癒しをもらっていると誰かがこっちに来た。


「せんせー、俺も触ってもいーい?」


ちっ、犬目当てかこいつ!でもこの際だからちゃんと説明すっか。


「多分大丈夫だよ。この子もさっきからずっと触ってるし」

「この子…ってさっき連れてこられてたやつじゃーん!俺水谷ってーの!お前は?」

『天宮。さっきも言ったけどな。無理矢理連れてこられたけど実は女だから』

「えっ、そうなんだー。俺男だと思ってたよー」

『よく勘違いされんだよ。多分あの監督も他の奴らも俺のこと男だと思ってる』

「だろうねー。俺がそう思ってたぐらいだから。てか俺に触らせてくれないの?犬」

『うん』

「天宮酷い!」


まぁとりあえず一人は誤解解けたっと。てか水谷いいやつ。あといじりやすい。


一人目
(あと何人にこの説明しなきゃいけないんだ?)


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三橋が三星出身ってわかるちょっと手前らへん
このあとすぐ志賀が群馬の三星学園?って発言する




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