あるところにある一人の変哲のない、どこにでもいそうな、ごく普通の大人しい男の子がいました。男の子の世界は親友一人と、ごく少数の友達と家族と、男の子の趣味で成り立っていました。小さな小さな世界ではありましたが、男の子は毎日が満ち足りており、幸せでした。ある日、男の子は殺人鬼と遭遇してしまいました。男の子は必死に逃げて抵抗しましたが、その都度暴力を振るわれ、何度も何度も刺され、死にかけてしまいました。男の子はうっすらと、朦朧としていく意識の中で嘆きました、後悔していました、何で僕なんだ、何でこんな目にあわなければならないのか、僕はまだやりたいことがたくさんある、まだ生きたい、と。








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