「なあ七瀬、今度の大会オレと一緒にリレーでないか?」
「オレはフリーしか泳がないから」


そういって噂の人物、七瀬遙はまたゴーグルをつけ迷うことなく、水へ向かって、飛び込んだ。彼は生まれる場所を間違えたのではないだろうか、水中の方が生き生きしているように見えた。そんな人じゃ確かにリレーに誘うのは無理なんじゃ、なんて、心配は無用かなあ、ねえ、凛

『ふられちゃったねえ、凛ちゃん』

「ふられてない!オレは七瀬とリレーに絶対でるからみてろよ、ゆり!」
『、うん!』

やっぱり、心配は無用っぽかった。

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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