01/09(05:13)



「奴隷3号は黙ってて!」「八神先輩は黙っていてください!」『あ、ハイ…(なにこれ貴族こわい…)』


「仕事以外は適当ですからね、彼」「ま、まあ言いたいことはわかります。」「それにフリがうまいんですよ、だからこそ演劇部にお誂え向きなんですけどね!」

「人というのは存外脆いものですね、知っていた筈なのにどうも忘れていたようです。」『でも、その度に修復できるんすよ。壊れたら、またなおせるものもありますって確かにぶちょーと比べりゃひ弱ですけど月日っていうのを侮ってたら痛い目あいますよ〜』「そう、だといいのですが」

「ふふふ、愛していますよ…☆」『おー、俺も愛してますよー』「あんたたちいつもそれやってるな?!ほんと何なんだ?!」「一々気にしてたら身がもたないぞ」「ここで突っ込みを放置したら何かが崩壊する気がするんですけど北斗先輩がいうなら…?」


「知っていますか、潤くん」『知りませ〜ん』「おっと、失礼、潤くんと話すときは先に話さなくてはなりませんでしたね…☆つい、いつもの調子で話してしまいました」『で?』「ふふふ、そう急かさないでください、どうです?この間潤くんが美味しいと言っていた紅茶があるんですがそれをのみながらいつもの調子で戯言だと聞き流してくださって結構ですよ、ええ、そうです。つまらない独り言と受け取ってもらってもかまいません。
では、かの有名なサン=テグジュペリはこう語ったそうです、本当の愛は、もはや何一つ見返りを望まないところに始まるのだ、と。ん?何が言いたいのか見えてきた?それはそれは潤くん、Amazingです!あなたにしては上出来ですね!素晴らしい!ここ数日連れ回した甲斐がありました!ふふ、案外身近なところで、もう始まっているのかもしれませんねえ…☆」『聞かなかったことにしたい』

『あんたの相手してあげられるのも後少しだからな』「おや潤くん寂しいのですか?ふふふ、この日々樹渡の胸に飛び込んできてもいいんですよ…☆」『…んー』「Amazing!いつもこれくらい素直だとかわいいんですけどねえ…」『かわいいのは友也だけでじゅーぶんでしょ〜』

『友也くんは友也くんにしかなれないんだからさ、友也くんなりのやり方でいいんだよ、先輩がちょっと、いや大分可笑しかったけど結局あの人もあの人で仮面をつけたってあの人でしかいられないんだ、だからね、気張る必要ないんだよ』
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -