主人公18歳
「あ、DIO。今日ポッキーの日だよ」
「ポッキー?」
「お菓子の名前だよ。…折角思い出したしポッキーゲームでもしとく?」
「ポッキーゲーム?」
「ポッキーゲーム」
ポッキーゲームの仕方を説明しながら取り出したポッキーを差し出す。
「ふむ。貸せ」
「はい」
咥えるのかと思いきや、DIOはポキポキと音を立てながらポッキーを食べ終えた。…え、何?拒絶?拒絶ですかお兄さん。そんなことを思いながらポカンと見つめていると、DIOの手が伸びてきて顎を掴む。
は?なんて思ってるうちにDIOの顔が近付いてきて唇が触れた。
「わざわざ回りくどい事をしなくてもキスがしたいならそう言えばよかろう」
「ぽ、ポッキーゲームがしたかったんだもん…!」
「ほう?ならもう一度やるか?」
「…もういいよ馬鹿」
「随分酷い言われようだな」
クツクツと笑うDIOの口にポッキーを突っ込む。案外気に行っていたのか文句も言わずに食べるのを見届けた後、今度はこちらからキスをした。キョトンとしているDIOに笑い返してやる。
「…君とのキスでポッキーの味がするとか思ってなかったわー」
「ふん。貴様の様な小娘には合っているだろう」
「…照れてるならそう言えば?」
「ふざけたことを言うな」
お互い少し目を逸らしながら言い合いを続けた。
DIOの場合
A.ポッキー味のキスをする
(自分からやったの初めてだけど恥ずかしすぎて死ぬ…!)
[
しおりを挟む]
[
Back]